タイトル
「駒ヶ根に牧師をしながらグループホーム・自然養鶏・古着ショップ・レストランを運営している人がいるんだって!」
~やりたいこと 夢で終わらせないで実現する”こつ”教えて下さい~
2022年の5月に駒ヶ根高原教会養鶏場カナンの見学会がありました。そこで城村牧師の『障害のある人たちも輝く社会』を作るという夢と、その夢を着実に実現させるための『プランニング』のお話を聴き一同感動し、ぜひ大会の講師にお願いしたいと思いました。
みなさんもそれぞれ夢を持っていると思います。その夢を着実に形にする”こつ”を城村さんから教えてもらい、ワークショップを通じて参加者全員が、自分の『夢の実現方法』を見つけていただければと考えています。
内容
第一部 城村英志さん講演
第 二部 ワークショップ(ワールドカフェ)
城村英志さんプロフィール
1974年(昭和49年)11月12日沖縄県生まれ
これまで沖縄。岐阜、愛知、長野、神奈川、青森、セネガル、ニュージランド等で生活
妻、高校生の長男、中学生の長女、小学生の次男の5人家族/現在、駒ヶ根市在住
小さい頃に日本の青年がアフリカで井戸を掘っているテレビ番組をみる。
この青年に当時大好きだった仮面ライダーなみに憧れ、将来の進路を決める。
大学卒業後に青年海外協力隊に参加。
野菜隊員としてアフリカのセネガル共和国に派遣され、小学校にて野菜栽培、養鶏指導を行う。
帰国の際、子どもたちに、「僕たちのことを覚えていて」と言われたことが今でも原動力になり、もう一度セネガルに帰り恩返しがしたいと願って現在の全ての活動を行っている。
セネガルで学んだことを一つ選ぶとすれば、「アフリカは、歩いてでも行ける」。
毎日60km、2年かけてセネガルまで歩いてきた友人を通して学ぶ。
ということは、夢も、あきらめずやり続けるなら成し遂げることができるはず!
2001年帰国後、JIKA(国際協力機構)駒ヶ根のしごとに関わりながら、障がい者支援のためのNPO法人福祉工房オハナを設立。
また有限会社カナ・コーポレーションの代表として、ブライダル事業、教育事業、経営コンサル事業を立ち上げる。
英国の教育者トニー・ブザンが開発したマインドマップのインストラクターとして、企業。商工会議所などで講演を活動を行う。
2010年、自分がしていることは将来に振り返って 後悔がないかと自問した所、後悔あり。
自分が一番大切にしていることを皆さんとも分かち合いたいとの思いから、2011年家族とともに生まれ故郷の沖縄にもどりキリスト教会の牧師になるため神学校に入学。
2015年に卒業し、現在まで沖縄、松本、駒ヶ根、石垣島にて牧師として努めている。
2017年、知的や精神に障がいを持たれた方々を支援すべく新たにNPO法人5loaves (ファイブロープス)設立。
現在、障がい者の住居となる3つのグループホーム、日中活動先として、自然養鶏、ベンガルカレー店「アンシャンテ」、ビンテージ古着「ファーストマウンテン」を運営している。
養鶏をはじめたきっかけは、マイクロソフトを創業したビル・ゲイツが、世界の貧困問題解決のために「養鶏は世界を救う」とのプロジェクトを世界中で行っていることを知り、その可能性に共感したこと。
また、ご年配の方々から「昔の卵は美味しかった」と教えられ、自分たちが知っている卵とどう違うのかと関心を持ったこと。
中島正の「自然卵養鶏法」、笹村出の「発酵利用の自然養鶏」の2冊の本を教科書に、長野県一の卵を作ろうとチャレンジ。
定期購入のお客様を中心に販売を開始したところ、東京代官山のパティシエや著名なイタリアンシェフなどの間でも話題になり、人気を博す。
この卵を用いて作っているシフォンケーキもイベント等に出せばすぐに完売、宝塚劇団のトップスターからも応援メッセージをいただくなど、障がいを持たれた方々の働きがいに繋がっている。
各事業の共通コンセプトは「お客様の想像を超えること」
目標は「障がい者もその家族もスタッフもお客様も鶏も『ここに来てよかった』と思えること」
夢は「障がいをもった方がパリコレに出ること」
一番伝えたいことは「愛してるよ」
ワークショップ
(ワールドカフェ)
○タイトル
「安曇野で生活している津村さんの夢!森と関わりながら千年続く暮らしを実現するためのワークショップ」
○進め方
①津村さんから、自己紹介を含めて夢について話していただきます。
②城村さんに、津村さんが夢を実現するためにキーとなるテーマをいくつか設定してもらいます。
③参加者は、テーマごと各テーブルに分かれて夢を実現するためのアイディアを出し合います。
(参加者は時間を決めて全てのテーブルを順番に回ります。)
④最後に各テーブルごとに出されたアイディアを発表してもらい、それを受けて城村さんと津村さんの対談で締めくくります。
津村孝夫さんプロフィール
1971年(昭和46年) 11月2日生まれ
香川県にて、高校3年まで育つ
高校2年の時、福岡正信の「わら一本の革命」に出会い、農業のことに関心を持ち始める。
愛媛大学農学部に進学するが、1年で退学(大学に行った目的は昆虫学を学ぶため)
農業法人に入り農業を始める。主な理由は、大学で学び続けることよりも、農業の現場で働くことの方が面白いと感じたから。
20歳から21歳、熊本県の農場で養鶏を任され、その時に鶏精肉を学ぶ
21歳から29歳、三重県の農場で養鶏に従事
29歳から31歳、青年海外協力隊でザンビアで暮らす、職種は養鶏。この2年は大きな転機になった。
31歳から現在(51歳)長野県安曇野市三郷にて、自ら農場を営む
家族 妻(52歳) 娘(11歳) 母(83歳)
安曇野で始めた農場でやってきたこと
昨年まではWWOOFのホストをやっていて、様々な人に農業や農的暮らし体験の場を提供してきた。
水稲6反歩 畑1町歩 山林2町歩 鶏50羽 ヤギ4頭
農薬や化学肥料を使わない農業(いわゆる有機農業)にこだわっている。
販売しているもの
米、小麦、大豆、エゴマ、トマト、卵、カモ肉、トリ肉 など
自宅で予約制の飲食店もやっている。屋号「かわきた」
食材は基本自家製或いは地元のもの。料理は妻が作る。
妻は安曇野で知り合って結婚したが、それまで和食の料理屋でずっと働いてきた。
冬は毎年、酒蔵で日本酒造りをやり、給料をもらっている。
冬場のいい稼ぎになるからと勧められ、今まで続けてきている。
稲作には一部合鴨農法を取り入れ、そこで酒米を作り、その米で日本酒も作っている。(作っているのは酒蔵)
田んぼで飼った合鴨は秋には肉にして食べたり、販売したりする。そのための食肉処理場も10年前に建てた。
正式に合鴨肉が販売できることは、合鴨農法をやっている農業者仲間の一つの夢だった。
6年前より現在の家に暮らし始める。
家と地続きで山があり、その山の手入れを始める。
19歳の時に山の仕事に初めて触れる機会があり、その後も継続して林業従事者との交流もあり、山仕事が急がれていること
は十分分かっているつもりだったが、自分が本格的に手入れをやりだすと、その切実さが身に染みる。
安曇野に来た当初も、仕事としては農業にこだわっていたわけではなく、林業も視野に入れていたが、機会がなかった。
自分の山を持つことになったとき、これはとても良い機会だと、本当に嬉しかった。
どうせやるなら、山を起点にして、本当に100年とか1000年、永続して暮らしていける仕組みづくりをしたい。
その為には、もっと自分も学ばなければならないし、もっと多くの人の知恵と力が必要。とにかく大勢の人に山の現状を学
ぶ機会を作ることが、急務だと考えている。自分の家の裏山だけで完結できる話ではないので、里山の展望を共有できる仲
間作りからだろうと考えている。
取り合えず、自分の裏山に関しては、「オオスズメバチが生きていける山づくり」が目標。
現在も、オオスズメバチはいる。放っておけばいつ居なくなってもおかしくない。
今の家の環境を、とても恵まれてはいる。スズメバチだけでも、オオ・ヒメ・コガタ・チャイロ・キイロ・クロ、と6種類も
観察することができる。
タイムスケジュール
13:00 開場
13:30 開演
13:35 開会挨拶(大会実行委員長 矢野)
13:40 第一部 城村さん講演
14:30 質疑
14:40 休憩
14:50 第二部 ワークショップ
津村さんミニプレゼン
15:10 ワールド・カフェ開始
16:00 閉会挨拶(会長 勝山)
16:10 終了(延長あり)
18:30 懇親会開始
参加費
講演会とワークショップ
1,000円
高校生以下無料
宿泊(大人)
申込み必要
5,000円
宿泊(子供)
申込み必要
3,000円
懇親会参加費
申込み必要
締切2月18日まで延長しました
2,000円
アルコール有りプラス500円
託児はありませんが会場内にキッズスペースを設けます。お子様連れでお気軽にご参加ください。
※ただし暖かい恰好でおこしください。